〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-12-7 NSEビル2F

Tel.03-5717-1112
WEB予約 オンライン診療

オムツかぶれ

オムツかぶれ|二子玉川駅徒歩3分|土日診療の皮膚科・美容皮膚科|二子玉川皮ふ科

オムツかぶれ

オムツかぶれ

お子様がオムツの中でした「おしっこ」や「うんち」が刺激となり、おむつの当たるところに赤いブツブツやただれができます。これが一般的に多いオムツかぶれです。

かぶれの症状が出てしまったときには、亜鉛華軟膏やアズノール軟膏などの外用薬を塗りますが、症状がひどいような場合にはステロイド軟膏を使用します。
数日ケアをしてもよくならない時は、カンジダ皮膚炎の可能性もあります。困った際は、皮膚科専門医を受診しましょう。

オムツぶれの原因

オムツの長時間着用などでオムツの中は非常に蒸れており、そこに「おしっこ」や「うんち」が接触する刺激やオムツがこすれるなどの刺激が加わると、おしりが赤くなります。
また、オムツ替えの時の拭き取りなどの刺激でも、容易に赤くなったり、皮膚に傷やびらんが生じます。
最近は紙オムツの進化により、オムツの中の蒸れは改善されてきています。ほとんどが「拭き取る場所に一致した皮膚炎」です。

湿度が高い状態が続くことなどで、カンジダというカビが増殖してくることもあります。
カビに感染することでもオムツかぶれの様な症状が出てくることも多く、見分けがつかないこともしばしばあります。

オムツかぶれのホームケア

オムツかぶれができたときは

もっとも大切なことは、おしりを清潔に保つことです。お子様の「おしっこ」や「うんち」の後そのままにしておくことはオムツかぶれになりやすく、悪化させることにつながります。
また、おしりをきれいにする際は強くゴシゴシこすることも良くありません。

オムツかぶれの予防方法

こまめにおむつを交換する
尿や便が皮膚にふれる時間を少しでも短くすることが理想です。できるだけすみやかにおむつを取り替えましょう。おむつの中の温度と湿度が高くならないよう、よく乾かしてからおむつをあてたり工夫することも良いと思います。
常に清潔に保つよう心がける
おしりや陰部をいつもきれいに保ちましょう。おしりふきで強くこすらないことも大事です。ぬるま湯を使ってやさしく洗い流したり、ぬるま湯で湿らせたやわらかいタオルなどでこすらずふきとるとよいでしょう。
赤ちゃんに合ったおむつを選ぶ
オムツは、肌ざわりが柔らかく、通気性のよいものがお勧めです。また、サイズの合わない、硬い素材の紙オムツやオムツカバーも、皮膚をこする刺激になり、炎症を起こすことがあるので、ぴったりのサイズのものを使うようにしましょう。

蒸れやすい夏場や、下痢の時は特に注意が必要です!
下痢が続いたときや、オムツの中が蒸れやすい夏場は、オムツかぶれができやすく悪化しやすいので、ケアに気をつけましょう。便がやわらかく尿の回数が多い低月齢の赤ちゃんも、おむつかぶれを起こしやすいので注意してあげると良いと思います。

当院の治療

まずおしりを清潔に保つようにします。
ジュクジュクして皮膚表面が湿っているような場合は、皮膚を保護し、水分を吸収する亜鉛華軟膏などの外用薬を使用します。
炎症が軽い場合はアズノール軟膏などの非ステロイド系の軟膏を使うこともあります。
炎症がひどいときなどはステロイド外用薬を使用します。

ステロイド外用薬をぬっても悪化するときは、カンジダというカビが増殖している可能性があります(カンジダ皮膚炎)。見た目では一般的なオムツかぶれと区別がつかないことも多いです。
そのような場合は、かぶれているところの一部をこすり、顕微鏡で検査します。カビが増えていればそれに合わせて抗真菌薬を塗ったりします。ただし、この抗真菌薬でもかぶれることがあるため注意が必要です。