ニキビ（尋常性ざ瘡）｜二子玉川駅徒歩3分｜土日診療の皮膚科・美容皮膚科｜二子玉川皮ふ科

はじめに毛穴に皮脂がたまると、毛穴が開いて黒い点がみえる開放面皰（黒ニキビ）と毛穴の先が閉じて黄白色にみえる閉鎖面皰（白ニキビ）ができます。
さらにこの皮脂に潜むアクネ菌が作用し、さまざまな炎症を引き起こす物質を作り出し炎症を起こし、赤いぶつぶつ(丘疹／きゅうしん）となります。丘疹が進行すると、毛穴の奥にある毛包の壁が破壊され、うみができます（膿疱（のうほう）になる）。
炎症が強いと、炎症が治っても痕が残ってしまうこともあります。皮脂の分泌の多いおでこや眉間、頬や口周り、あごの周りにできることが多いですが、背中、胸などにもできます。最近のマスクをする生活環境下では、紐がかかるラインやマスクが当たる部分（耳のうしろ、口周り、フェイスライン）にニキビができることも多々あります。

主に問診と視診で診断します。
またニキビの原因となっていることを突き止めていくことも重要です。いつ頃から発症したか（気になり始めたか）、睡眠時間や食事のとり方を含めた生活習慣の乱れはないか、今までに塗り薬や市販薬を使用したことがあるか、普段のスキンケアの仕方、使用している化粧品など細かく確認していきます。
女性の場合は生理不順があるかなど生理周期についても問診します。

毛穴のつまりを改善させるアダパレンや過酸化ベンゾイル外用剤などの塗り薬を処方します。ニキビに炎症がある場合は、毛穴のつまりを改善する治療に加えてアクネ菌や炎症に有効な抗菌薬の塗り薬、症状がひどい場合は抗菌薬の飲み薬も併用する場合もあります。
それ以外の治療の選択肢の一つとして、ニキビの中にたまっている角質や皮脂、膿などを押し出す面皰圧出（めんぽうあっしゅつ）や漢方薬の併用もあります。
またケミカルピーリングや皮脂分泌を抑えるイソトレチノインの内服治療などもあり、症状や患者さまの要望に応じて治療を選択できるようご案内しております。