脂漏性角化症(老人性のイボ)
脂漏性角化症(老人性のイボ)
脂漏性角化症(老人性のイボ)
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は加齢とともに増えてくる茶色や黒色の良性の“イボ”です。そのため世間一般的に“老人性のイボ”とも言われています。
イボと思っていたものが悪性腫瘍であったなどという事例もあるため、自己判断は禁物です。ぜひご相談ください。
多くは紫外線と加齢の影響と考えられています。
皮膚表面に円形や楕円形の褐色や黒く盛り上がったできたものができます。大きさは数mm~数cm程度です。主に顔にできることが多いですが、頭や背中、胸など体にもできます。自覚症状がないことが多いですが、かゆみやヒリヒリするといった症状がある方もいらっしゃいます。
視診や触診で診断します。また診断にはダーモスコープ(拡大鏡)を用いて行います。
他の腫瘍などとの区別が難しい場合などは、一部を採取して組織を顕微鏡で調べる病理組織検査を行うこともあります。
当院では液体窒素を用いた①冷凍凝固療法、②炭酸ガスレーザーによる焼灼、③手術で切除する方法があります。