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脂漏性角化症(老人性のイボ)

脂漏性角化症|二子玉川駅徒歩3分|土日診療の皮膚科・美容皮膚科|二子玉川皮ふ科

脂漏性角化症(老人性のイボ)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは

脂漏性角化症(老人性のイボ)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は加齢とともに増えてくる茶色や黒色の良性の“イボ”です。そのため世間一般的に“老人性のイボ”とも言われています。
イボと思っていたものが悪性腫瘍であったなどという事例もあるため、自己判断は禁物です。ぜひご相談ください。

脂漏性角化症の原因

多くは紫外線と加齢の影響と考えられています。

脂漏性角化症の症状

皮膚表面に円形や楕円形の褐色や黒く盛り上がったできたものができます。大きさは数mm~数cm程度です。主に顔にできることが多いですが、頭や背中、胸など体にもできます。自覚症状がないことが多いですが、かゆみやヒリヒリするといった症状がある方もいらっしゃいます。

脂漏性角化症の検査・診断

視診や触診で診断します。また診断にはダーモスコープ(拡大鏡)を用いて行います。
他の腫瘍などとの区別が難しい場合などは、一部を採取して組織を顕微鏡で調べる病理組織検査を行うこともあります。

当院の治療

当院では液体窒素を用いた①冷凍凝固療法、②炭酸ガスレーザーによる焼灼、③手術で切除する方法があります。

01液体窒素を用いた冷凍凝固療法
最も一般的に行われている治療であり、液体窒素と呼ばれる非常に低温(-196℃)の液体を綿棒やスプレーを用いてイボの部分に当てて凍結させます。治療の際には痛みが伴いますが、通常治療後2~3日で改善してくることが多いです。治療後は洗顔や入浴は普段通りしていただいて構いません。特に絆創膏などで保護する必要はありませんが、治療後に水ぶくれやびらん、血豆などになる場合もあり、必要に応じて保護することもあります。1~3週間ほどでイボが取れてくることが多いです。1度の治療でイボがとれないこともあるため、その場合は時間をあけて治療を追加します。治療後は液体窒素を当てたところが茶色くなることもあります。
02炭酸ガスレーザーによる焼灼
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を用いて、イボを削り取ります。削り取る際は局所麻酔を使用するため、施術時の痛みはほとんどありません。施術後はテープ保護を1週間保護行います。ほかの方法より比較的傷跡などが目立たないのがメリットです。
03手術で切除する
悪性腫瘍の疑いがあるものなどは基本的に手術療法をご提案いたします。切除した後の傷は糸で縫合するため、7~14日程度で抜糸に来ていただきく必要があります。切除したものは病理検査を行い、悪性か良性か検査します。