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蕁麻疹

蕁麻疹|二子玉川駅徒歩3分|土日診療の皮膚科・美容皮膚科|二子玉川皮ふ科

蕁麻疹

蕁麻疹(じんましん)とは

蕁麻疹

突然、円形や楕円形、地図のような形などさまざまな形で皮膚の一部が赤く盛り上がり(膨疹)、かゆみを伴います。
通常は数時間から24時間以内に消えてきますが、数日間続くケースもあります。
大きさは1~2mmから数十cmのもの、それぞれが融合して体表をほとんど覆ってしまうケースもあります。最初の症状が出始めてから1カ月以内のものを「急性蕁麻疹」、それ以上続くものを「慢性蕁麻疹」といいます。

蕁麻疹の原因

約7割が原因不明と言われています。
残りの原因が特定できるものには、衣類等で肌が擦れたり、寒冷、日光、温熱などの物理的な刺激で起こるものや特定の食品や薬品などで起こるアレルギー性のものなどあります。

蕁麻疹の症状

原因不明で症状が突然でるケースが大半ですが、原因としてわかっているアレルゲンを摂取したり、物理的な刺激が加わったりすると、突然皮膚が赤く盛り上がり、強いかゆみを伴います。

*症状によっては緊急処置が必要な場合もあります
胸や喉が苦しくなる場合は気道の粘膜にも症状が起きている可能性が高く、呼吸困難やショック状態に陥る危険性もあるため、緊急処置が必要となります。

蕁麻疹の仕組みと検査・診断

蕁麻疹ができる仕組みは大きく分けると「アレルギー性」と「非アレルギー性」があります。
「アレルギー性」は食べ物や薬剤などに含まれているアレルゲンとなる物質を摂取すると数分あるいは数時間後に強いかゆみを伴った発疹が現れます。
「非アレルギー性」は、物理的な刺激などで起こるであり、皮膚を引っかいた痕に沿って皮疹が出る機械性蕁麻疹や冷水・温水など急激な皮膚の温度変化によって現れる寒冷蕁麻疹、日光による蕁麻疹もあります。

アレルギー性の場合
血液検査や皮膚を用いた検査で判定します。原因として疑われる物質を直接注射する「皮内テスト」や皮膚に乗せて針で突く「プリックテスト」などの方法があります。(当院では血液検査などは行えますが、皮内テスト・プリックテストは当院では行っておりません。)
これらの検査で陽性反応が出ても、必ずしもそれら全てが蕁麻疹の原因とは限らないので、症状や経過を診て判断します。
薬剤が原因として疑われる場合には、皮膚を用いた検査のほか、ごく少量の薬を飲んだり注射したりして蕁麻疹が出現するかどうかを確認することもあります。(被疑薬を投与する検査は症状によっては入院管理下で、安全面に配慮し行うケースもあります。当院では行っておりません。)
非アレルギー性の場合
誘因となるような物理的刺激を与え、実際に蕁麻疹が現れるかどうか確認する検査をします。
皮膚以外の症状がなく発症から1カ月以上経過した慢性蕁麻疹については、詳しい検査をしても異常が認められないことが多いです。

当院の治療

できるだけ原因を探し、それを取り除いて、なるべく避けるようにするとともに、抗ヒスタミン薬または抗アレルギー薬を処方します。内服薬の副作用として眠気が生じることもあるため、車などの運転には注意が必要になります。
また悪化する要因として疲労やストレスもあるため、適切に休息をとることもお勧めします。